教職大学院生の声経験があるからこそ、理論と実践のつながりを現場で活かせます。(現職教員)
鐙 孝裕さん(令和2年度卒業)
- 所属:北海道教育大学附属札幌小学校(令和2年度時点)
自分の狭い視野が広がる
教員生活の中で授業や学級経営の研究を進めてきましたが、このままでは自分の視野が狭くなるのではという不安や、教育課程全体を通した学びの在り方、学校で学ぶことの意味を問い直したいと考え、進学を決めました。仕事と学業の両立には不安もありましたが、働きながらだからこそ理論と実践を往還し、研究と仕事をつなげて深められると考えています。
全道の先生方と交流できたこと、担当の先生に論文の指導をいただいたことも大きな収穫です。経験を重ねるにつれ、経験を通して得た枠組みが正解だと思い込んでしまう危険性もあります。
教職大学院での学びを機に自分の教育観や子ども観を批判的に見つめ直し、子どもたちとの接し方も変わってきていると思います。