NEWS(お知らせ)札幌校の学生が「稲作体験塾~田植え編~」に参加しました
2017年6月7日
平成29年6月1日(木)、江別市の稲作農家で札幌校の生活創造教育専攻の1年生21名、2年生24名が田植え体験を行いました。本事業は相互協力協定を締結しているJAグループ北海道の協力を得て平成19年度から行ってきたもので、現在では札幌校生活創造教育専攻学生の「教育フィールド研究Ⅳ」の一コマとして実施しています。さらに本年度は、都市と農村の交流センター「えみくる」が江別市にオープンしたことを受け、「えみくる」を運営する「江北まちづくり会」との3者共催という形で実施されました。
受け入れ先の稲作農家である三角芳明氏から説明を受けた後、ビニールハウスで育てられていた苗を地面から剥がすところから体験は始まりました。学生たちは各自1枚の苗箱を持って素足で水田に入り、泥の感触を感じながら苗箱が空になるまで田植えを行いました。途中からは田植え機による植えつけの実演も行われ、学生たちはその速さと正確さに驚いていました。
田植えの終了後は「えみくる」に移動し、昼食として施設職員の作ったカレーと近隣で当日に収穫された新鮮なアスパラをいただきました。そして、施設の研修室で、三角晴美氏から江別市農業の取り組み、農家としての生活、農業の6次産業化等をテーマにご講演をいただきました。
学生からは「何気なく食べているお米ができるまでの過程に思いが至った」「農家の運営の大変さや後継者不足への問題意識が芽生えた」といった意識の変化や、「子供たちにも農家の苦労を伝え、感謝を忘れないように教えたい」「子供たちにも自然に触れるような経験をしてもらいたい」といった教師の目線での感想が挙げられ、充実した一日となったようでした。
育苗箱を運ぶ学生 素足で田植え
田植え機による実演 集合写真
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