NEWS(お知らせ)釧路校の学生が酪農家民泊体験実習成果発表会を行いました
2021年2月25日
令和3年2月22日(月)、釧路校の学生が酪農家民泊体験実習成果発表会を行いました。
命の糧「食」とこれを産み出す第一次産業?農山漁村の価値?重要性を子どもたちに伝えていくことは、教員の大きな役割です。「酪農家民泊体験実習」は、このようなことを身をもって実感し、理解を深めてもらおうと、釧路校教務委員会教育実習部会が根室地区農協青年部連絡協議会(遠藤洋志会長)?株式会社ノースプロダクション(近江正隆代表取締役)の協力を得て、平成25年度から「教育フィールド研究」の一環として実施しているものです。
ところが実施8年目となる今年度は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、例年通りの酪農家民泊体験実習の実施が困難となってしまいました。そのため今年度は、例年前期に実施してきたものを後期に開講することとし、従来実施してきた酪農家民泊体験実習に代わり、命や食?農、第一次産業や農山漁村、地域の重要性等について実感的に理解していくためのプログラムを、受講生たち自身が作成し、実行する「プロジェクト学習」として取り組むこととしました。
その結果、6名の学生(3年生5名、4年生1名)の参加により、牛の生態や酪農の仕事、JAの役割等についての講義や、これまでの取組や取組の成果等に関する講義も踏まえ、「酪農家さんたちが学生たちに伝えたいこととはどのようなことか、これまでの民泊体験の受け入れも踏まえて考えたこと等も含め、インタビュー等を通じて明らかにし、酪農家さんたちが学生たちに伝えたいことが、学生たちに伝わるような動画をつくる」こととなりました。
酪農家民泊体験実習成果発表会は、その成果報告会として開催されたもので、根室地区農協青年部連絡協議会?遠藤洋志会長および佐藤克幸副会長はじめ、動画作成に当たりお世話になった酪農家さん等、対面?オンライン含めて20名の参加がありました。成果報告会では、完成した動画を披露した他、意見交換や相互交流が行われました。
参加した学生からは、「牧場には生きている本物の牛と、一頭一頭の牛や消費者と日々向き合っている酪農家さんがいた。生き物を育てるという仕事は365日毎日手を抜くことができない大変な仕事。でもそのおかげで私たちは毎日生きることができると分かった」「酪農について学び、酪農家さんの思いに触れ、私たちは食を通じてつながりあっていることが分かった」「これまで自分があまり食というものについて考えてこなかったことに気付いた。学んだことを私たちだけで共有するのでなく、子どもたちや日本中、世界中の人に発信していける人になりたい」といった感想が寄せられました。
また、ご協力いただいた酪農家さんたちからは、「期待していた以上の動画ができた。子どもたちに命や食、生産者への感謝を伝えられるような先生になってほしい。生産者は全国にいるので、先生になってもつながり続けてほしい」とのコメントをいただきました。
コロナ禍の今回の取組を、食育を軸としてつながりを維持し、つながり続ける仕組みづくりの契機とすると同時に、内容としても体制としても、afterコロナにおけるよりバージョンアップした酪農家民泊体験実習の礎としていきたいと考えています。
命の糧「食」とこれを産み出す第一次産業?農山漁村の価値?重要性を子どもたちに伝えていくことは、教員の大きな役割です。「酪農家民泊体験実習」は、このようなことを身をもって実感し、理解を深めてもらおうと、釧路校教務委員会教育実習部会が根室地区農協青年部連絡協議会(遠藤洋志会長)?株式会社ノースプロダクション(近江正隆代表取締役)の協力を得て、平成25年度から「教育フィールド研究」の一環として実施しているものです。
ところが実施8年目となる今年度は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、例年通りの酪農家民泊体験実習の実施が困難となってしまいました。そのため今年度は、例年前期に実施してきたものを後期に開講することとし、従来実施してきた酪農家民泊体験実習に代わり、命や食?農、第一次産業や農山漁村、地域の重要性等について実感的に理解していくためのプログラムを、受講生たち自身が作成し、実行する「プロジェクト学習」として取り組むこととしました。
その結果、6名の学生(3年生5名、4年生1名)の参加により、牛の生態や酪農の仕事、JAの役割等についての講義や、これまでの取組や取組の成果等に関する講義も踏まえ、「酪農家さんたちが学生たちに伝えたいこととはどのようなことか、これまでの民泊体験の受け入れも踏まえて考えたこと等も含め、インタビュー等を通じて明らかにし、酪農家さんたちが学生たちに伝えたいことが、学生たちに伝わるような動画をつくる」こととなりました。
酪農家民泊体験実習成果発表会は、その成果報告会として開催されたもので、根室地区農協青年部連絡協議会?遠藤洋志会長および佐藤克幸副会長はじめ、動画作成に当たりお世話になった酪農家さん等、対面?オンライン含めて20名の参加がありました。成果報告会では、完成した動画を披露した他、意見交換や相互交流が行われました。
参加した学生からは、「牧場には生きている本物の牛と、一頭一頭の牛や消費者と日々向き合っている酪農家さんがいた。生き物を育てるという仕事は365日毎日手を抜くことができない大変な仕事。でもそのおかげで私たちは毎日生きることができると分かった」「酪農について学び、酪農家さんの思いに触れ、私たちは食を通じてつながりあっていることが分かった」「これまで自分があまり食というものについて考えてこなかったことに気付いた。学んだことを私たちだけで共有するのでなく、子どもたちや日本中、世界中の人に発信していける人になりたい」といった感想が寄せられました。
また、ご協力いただいた酪農家さんたちからは、「期待していた以上の動画ができた。子どもたちに命や食、生産者への感謝を伝えられるような先生になってほしい。生産者は全国にいるので、先生になってもつながり続けてほしい」とのコメントをいただきました。
コロナ禍の今回の取組を、食育を軸としてつながりを維持し、つながり続ける仕組みづくりの契機とすると同時に、内容としても体制としても、afterコロナにおけるよりバージョンアップした酪農家民泊体験実習の礎としていきたいと考えています。