地域協働推進の取り組み学生が市の総合計画チームと意見交換会を実施しました
2016年7月25日
函館校の藤巻秀樹教授が担当する地域プロジェクト「外国人の目線で函館の国際化を考える」を受講する学生7人が、平成28年7月15日(金)に函館市役所を訪問し、市の総合計画策定庁内ワーキングチームの職員と意見交換会を実施しました。本プロジェクトは、学生が函館在住の外国人約70人にインタビューし、その結果を報告書にまとめるというもので、調査では函館が「住みやすい」と答えた人が9割に達したのに対し、「函館は国際的な街とは言えない」と回答した人が6割近くもいました。
学生は調査結果の分析をするとともに、外国人の意見をもとに、①多言語の学生通訳ボランティアの導入、②外国人が自国の文化を発信する交流イベントの開催、③外国人のまちづくり参加を目指した「多文化共生?円卓会議」の設置などのアイデアを提言しました。
調査内容の報告の後、質疑応答が行われ、市職員から多くの質問が出ました。函館市は現在、平成29年度から10年間の函館のまちづくりの指針となる「函館市総合計画」の策定作業を行っています。若手職員主体の庁内ワーキングチームは計画策定に向け調査研究を行い、新規の政策を検討しており、学生の行った調査も計画策定の参考にしたいと評価いただきました。
地域プロジェクトは新メンバーで後期から再開され、100人を目指してインタビューが続けられますが、今後は市役所との連携を一段と強め、函館国際化に向けた実践活動を進めていく予定です。
▲市の総合計画策定庁内ワーキングチームに調査結果を報告する学生たち▲
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